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活動レポート
第1回SCHECカンボジア支援活動報告  02年11月
 02年11月17日から25日までの初のカンボジア支援活動も無事終わることができました。81本の井戸の視察に加えて、現地の学校の視察、歯科診療活動を行ってきました。
貧しい農村まで井戸の視察に訪れました。
 首都プノンペンからシェムリアップを通り、タイ国境近くのポイペトに抜ける国道6号線からわずか2、3km入ったところにある、シェムリアップ州シェムリアップ郡チュラウ地区、サンボアー地区の12の村で、合計81本の井戸を掘ることができました。観光客で賑わうシェムリアップの市街地とはうってかわり、たった10km離れただけで、辺りは水田地帯、農家があちらこちらに点在します。日本のODAでアスファルト舗装された国道6号線から水田地帯に入る道は、半年ばかり続く雨期の間に穴だらけとなり、途中からはそれ以上入っていけません。未整備のためにまだ十分な地図もなく、地元の方の案内で、奥にある農家まで足を運び、井戸の視察を行いました。
▲実際に井戸を使う、家族を紹介
カンボジアの学校を視察
 カンボジアでは学校の数が圧倒的に不足しているため、ほとんどの小・中学校は午前と午後の2部制になっております。そして家の農作業の手伝いをしなければならないため、高学年になるほど欠席率が高くなっているようです。

 今回視察した学校はヤシの葉で覆われた2教室しかない校舎で、床は土間のままでした。黒板は雨や風にさらされ、曲がっていました。十分な勉強ができる環境ではなく、現地での校舎の必要性を改めて感じました。
▲農村に暮らす子どもたち
▲老朽化でボロボロの校舎
太陽の下での歯科診療
 今回は5人の歯科医が農村地域まで赴き、炎天下に外でいすを並べて診療にあたりました。途中で麻酔薬、注射針の数が不足してしまい、やむなく250人で診療をうち切りましたが、未だ多くの人たちが診療を必要としている事を実感しました。おそらく巡回して毎日診療にあたれば、1日に100人以上の人たちが、治療を受けに訪れるものと思います。
▲炎天下での歯科診療活動
 ご寄付いただいたみなさまにはSCHEC一同、心より感謝しております。次回のカンボジア訪問は3月中旬を予定しております。これからも継続的な活動を維持していくために、今後ともみなさんのご理解とご協力をお願いいたします。
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