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活動レポート
第27回SCHECカンボジア支援活動報告  15年11月
 さて、11月19日より22日まで、SCHEC第27回目のカンボジア支援活動を行ってまいりました。今回も総勢62名の参加を得て、井戸視察、中学校との交流、歯科診療活動を滞りなく終えてまいりました。地球温暖化とエルニーニョ現象の影響でしょうか、シェムリアップの気温は37度、そして帰国した24日の東京は13度で、一気に24度差を乗り越えての活動でした。国道6号線を東にプノンペン方面に向かい、途中左に折れて、カンボジア人あるいはクメール人の聖地、クーレン山の麓に広がる水田地帯や密林地帯を奥地に入っての活動でした。
▲田んぼのあぜ道を歩いて井戸を捜しました
▲井戸があれば、幼児でも水がくめます
▲配った歯ブラシでブラッシング
【井戸活動】

 90本の井戸を掘りました。「プノンペンの奇跡」という言葉があります。JICAと北九州市の水道局が協力して、10年かけてスラム街を含むプノンペン市内全域に水道を拡大し、24時間、安全な水が供給できるようになったことから、「奇跡」と呼ばれるのですが、今また、シェムリアップの町でも北九州市が水道建設をすることになりました。近年、目覚ましい経済発展が注目されるカンボジアです。しかし都市部から離れてひとたび農村地帯に入れば、その格差は歴然としており、まだまだ我々が行っている井戸掘り事業が大切だと気づかされます。


【中学校交流事業】


 3校の中学校を建設してくださった大分グループを中心に毎年交流を図り、生徒たちの希望で始めた日本語の授業も順調です。片言ながら、日本語で会話できるまでになりました。また別の中学校ではグループに分かれて紙飛行機を作り、出来栄えを競う、生徒全員を集めて質問を受け、参加者たちが答えるなどの交流をしてきました。少しずつですが、着実に日本への理解も深まっているようです。


【歯科診療活動】


 本隊1班と別動隊2班の構成で歯科診療活動を行いました。別動隊は農村の奥深くに入り、普段歯科診療にかかれない村人たちの治療を行います。本隊はこれまで歯科検診をしてきたコックトロック・ルー・サンキム中学校で継続的に診療を行います。昨年から始めた治療方針で、虫歯の予防に重点を置き、臨床データを取りながら、地域の歯科衛生環境への貢献を図ることとなりました。


【その他】


 2008年に認定NPO法人となったSCHECですが、それまでの内閣府、国税庁所管から東京都の所管となり、改めて認定の手続きを進めてまいりましたところ、12月に正式に「認定通知」を受けました。これまで同様、寄附金特別控除の対象団体として認められたことになります。本年もなにとぞみなさまのご協力を賜りたく、よろしくお願いいたします。
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